ベックマン・コールターでは、2020年12月1日(火) 16時より国立国際医療研究センターの田中 稔 先生に、無料Webセミナー「肝臓の恒常性維持と破綻を司る細胞社会の実態解明を目指して」をご講演いただきます。
視聴登録頂いた方へは、後日、録画動画のリンクをお知らせ致します。
当日ご都合がつかない場合も、ぜひご登録ください!

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演者:田中 稔 生先 (国立国際医療研究センター 細胞療法開発研究室)

日時:2020年 12月 1 日[ 火] 16:00 ~17:00

概要:
肝臓は腹腔内最大の臓器であり、その機能は代謝や解毒、血清タンパク質や胆汁の産生など多岐にわたる。
肝臓には肝機能の大部分を担う肝実質細胞(肝細胞)以外にも、肝類洞内皮細胞、肝星細胞、胆管上皮細胞、血液細胞といった様々な非実質細胞が存在し、それらが相互に作用して『細胞社会』を形成することで、肝臓の恒常性は維持されている。
一方、肝臓は障害を受けた際にも、適切な細胞間相互作用により再生できる臓器であるが、障害が持続した場合には細胞社会は秩序を失い、慢性肝炎や肝線維化へと進行し、やがては肝硬変、肝発癌に至るリスクが高まる。すなわち、肝臓内の細胞社会を知ることが、肝疾患の発症メカニズムの解明や治療法の開発には重要となるが、そのためには肝臓を構成する個々の細胞を単離・同定し、解析する技術が不可欠となる。

我々はこれまでに、フローサイトメトリーを利用した細胞分離技術を肝臓研究の分野に導入するため、各細胞種に固有の細胞表面マーカー分子を数多く同定し、肝発生における細胞社会の実体を明らかにしてきた。最近では、これらの技術基盤を肝疾患研究へと応用することで、肝再生や肝線維化のメカニズムの解明にも取り組んでいる。

本セミナーでは、我々がこれまでに行ってきたフローサイトメーターを活用した肝臓研究について概説するとともに、最近特に力を入れている非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)における細胞死研究やiPS細胞を利用した肝デバイス開発への取り組みついても紹介したい。

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