
関節リウマチは、ほんの十数年前には「死なない病気」といわれ、「関節破壊はゆっくりと進行して、重い関節機能障害は発症10年を過ぎてから表れる」とされてきた。それを反映して治療法も作用の弱い非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)から徐々に作用の強い薬に変更していく「スミスのピラミッド治療方式」が主流であった。しかし、多くの知見の積み重ねによって、関節リウマチ患者の平均死亡年齢が一般の人より約10年短いことや、関節破壊も発病初期から始まっていることが分かってきた。
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