前立腺は男性にだけある臓器で、精液の一部を作っている。骨盤を形成する骨の1つが恥骨で、その裏側に位置して栗の実のような形をしているのが前立腺だ。前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することによって発生するがんが、前立腺がんである。前立腺がんは周囲の正常組織や器官を破壊して増殖し、他の臓器に広がり、腫瘤を形成する。前立腺がんは、リンパ節と骨に転移しやすいという特徴を持っている。しかし、なぜ、正常細胞ががん化するのかについては十分に解明されていない。前立腺がんの発症頻度には人種差が存在し、米国黒人で最も頻度が高く、次に白人が高い。日本人の罹患率は、欧米諸国および米国の日系移民よりも低い。前立腺がんの確立したリスク要因として、年齢、人種、前立腺がん家族歴が挙げられる。

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