メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症に使用するバンコマイシンに対して耐性を獲得した腸球菌VREをはじめ、2010年には大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌においてニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ(NDM1)を産生する多剤耐性菌がインドやパキスタンで数多く検出され、さらにイギリスなどヨーロッパ各国へと広がりを見せていることも発表され、大きな話題となった。NDM1産生多剤耐性菌は、カルバペネムなどほぼ全てのβラクタム系抗菌薬や、ニューキノロン系、アミノ配糖体系など広範囲の抗菌薬に耐性を示す。またNDM1の遺伝子は、伝達性プラスミドによって媒介されるため、容易に伝播する現象が見られる。

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