大腸は盲腸から結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸、肛門管までを指すが、本稿では結腸癌と直腸癌の2つの癌を示す。日本人ではS状結腸と直腸に癌ができやすい。若年者に発症する大腸癌は、家族や血縁者の中に多発する傾向があり、遺伝的要因が示唆され、大腸癌の約1割を占める。一方、高齢者における大腸癌の発生には、海外へ移住した人との比較調査の結果から、遺伝的因子よりも環境的因子の関与が大きいと報告されている。最近では、大腸癌の発生率は、日本人は米国の日系移民や欧米白人と変わらなくなってきたようだ。

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