2017年秋に群馬県の養蚕農家が世界で初めて、緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコの飼育を開放系の養蚕施設で開始した。組換え生物(Tg生物)が環境中の生物多様性に悪影響を及ぼさないようにするカルタヘナ法の下、Tg生物を開放系で使用するカルタヘナ法の第一種使用等規程の承認を農林水産大臣と環境大臣から2017年9月に受けて実施したものだ。繊維素材であるシルクの生産を第二種使用のみで行うと、コスト高のため、採算性を成立させるのは困難だ。そこで、群馬県蚕糸技術センターがカルタヘナ法の第二種使用規程の閉鎖系施設にて人工飼料で卵ふ化から稚蚕まで13日間育成した後、前橋市内の養蚕農家が通常の養蚕施設で2週間ほど桑を食べさせて緑色蛍光シルクの基となる繭を得る。繭は西陣織の老舗、細尾(京都市上京区)が買い取り、商品化を進める。

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