日経バイオ年鑑2019【医薬・診断・医療機器】

免疫抑制薬

(2018.12.14 12:00)

 免疫抑制薬の国内・世界市場の大部分を握ってきたのが、アステラス製薬とスイスNovartis社である。旧藤沢薬品工業の製品で、現在はアステラス製薬から販売されている免疫抑制薬のタクロリムス水和物の米国での物質特許は08年4月に満了したため、後発品が発売となっている。プログラフおよびその徐放製剤の全世界の売上高推移を見ると、特許満了前の07年度は前年度比16%増の2030億円であったが、満了した年の08年度はほぼ横ばいの2010億円、09年度には1867億円、2010年度は1626億円、2011年度は1548億円と減少し続けた。しかし、2012年度は円安となった為替の影響のため同4.4%増の1617億円、2013年度は同12%増で1812億円、2014年度は同7.5%増で1947億円、2015年度は同4.5%増の2036億円と4年連続の増収となった。2016年は同8.5%減の1862億円と減収になったが、2017年度は同6.6%増の1985億円と増収に転じた。2017年度の地域別売り上げを見ると、日本は前年同期比1.1%減の483億円。米州は同5.9%減の257億円。一方、欧州は同12.2%増の787億円、アジア・オセアニアも同12.2%増の425億円と好調であった。輸出は前年度から7億円増加して33億円となった。

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