多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)は、中枢神経系に起こる自己免疫疾患で、慢性炎症によって脱髄を起こす。女性に多く、20歳から40歳で突然に発症する。欧米では若年女性成人の神経疾患の中で最も多い。人口10万人当たりの有病率は50人前後で、世界では700万人の患者がいるとされている。国内では、2000年度に8786人にMSの特定疾患医療受給者証が交付されたが、09年度は1万4227人、2012年度は1万7073人、2013年度は1万8082人、2014年には1万9389人と増加の一途をたどり、現状の患者数は2万人を超えると推定される。

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