腎細胞癌ではマルチキナーゼ阻害薬やmTOR阻害薬などの新薬が登場している。それに対し、同じ泌尿器系に分類される膀胱癌の新薬開発は遅れてきた。世界保健機関(WHO)の研究機関である国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer:IARC)が発表した「GLOBOCAN 2018(http://gco.iarc.fr/)」によると、2018年の全世界での膀胱癌の予想死亡者数は19万9922人で、癌による死亡者数全体の2.25%を占めた。2018年に54万9393人が新たに膀胱癌患者となり、その割合は全体の3.21%になるとの予想であった。同じ泌尿器系の腎細胞癌と比較すると、予想死亡者は17万5098人、予想発症患者数は40万3262人であるから、世界的には、膀胱癌は腎臓癌よりも死亡患者、発症患者ともに多いことが分かる。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
※Mmの憂鬱Premium会員が閲覧できるのは「Mmの憂鬱Premium」のコラム記事だけです
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)