膵臓は後腹膜にあって、上腹部のみぞおちとへその中間から左上方にかけて存在する細長い臓器で、頭部、体部、尾部に分けられる。隣接する主な臓器として、頭部では十二指腸、胆管、門脈、下大静脈、体部では脾動静脈、胃、大動脈、尾部では脾臓、腎臓、大腸がある。従って、手術など外科的な処置をする際には、これらの諸臓器、脈管との関係が難易度に影響する。膵臓癌のうち、90%から95%を占めているのが、膵管から発生し、充実性の腫瘤を形成して浸潤・転移を起こしやすい膵管癌である。消化器癌の中でも難治癌とされている。残りは、膵内分泌腫瘍、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、粘液性嚢胞腫瘍(MCT)、腺房細胞癌などで、比較的予後の良い癌腫もある。

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