乾癬は慢性難治性の皮膚疾患である。「尋常性乾癬」「乾癬性関節炎(psoriatic arthritis:PsA)」「乾癬性紅皮症」「滴状乾癬」「汎発性膿疱性乾癬」の5つの亜型に分類される。進行度別では、軽症は6割、中等症は3割、重症は1割。乾癬の9割を占める尋常性乾癬は、皮膚が赤くなって盛り上がる紅斑が生じ、次第にその表面が銀白色の細かいカサブタである鱗屑で覆われる。やがて、鱗屑がフケのようにボロボロとはがれ落ちる落屑が起きる。紅斑は免疫細胞が活性化しており毛細血管が拡張するために皮膚が赤みを帯びた状態になる。通常、表皮が角化して剥離するという入れ替わり周期は4週間とされるが、乾癬では3日から4日で完了してしまい過剰に生産された表皮の細胞は厚く積み上がり鱗屑となる。紅斑や鱗屑は頭皮、膝、肘、臀部など外部からの刺激が強い部分にできやすいとされるが、眼球と口唇以外ならば全身どこにでも発疹する。

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