日経バイオ年鑑2018【医薬・診断・医療機器】

免疫抑制薬

(2017.12.20 00:00)

 免疫抑制薬の国内・世界市場の大部分を握ってきたのが、アステラス製薬とスイスNovartis社である。旧藤沢薬品工業の製品で、現在はアステラス製薬から販売されている免疫抑制薬のタクロリムス水和物の米国での物質特許は08年4月に満了したため、後発品が発売となっている。プログラフおよびその徐放製剤の全世界の売上高推移を見ると、特許満了前の07年度は前年度比16%増の2030億円であったが、満了した年の08年度はほぼ横ばいの2010億円、09年度には1867億円、2010年度は1626億円、2011年度は1548億円と減少し続けた。しかし、2012年度は円安となった為替の影響のため同4.4%増の1617億円、2013年度は同12%増で1812億円、2014年度は同7.5%増で1947億円、2015年度は同4.5%増の2036億円と4年連続の増収となった。しかし、2016年は同8.5%減の1862億円と大きな減収となった。2016年度の地域別売り上げを見ると、日本は1.9%減の488億円。米州はドルベースで12.6%減の2億5200万ドルの2桁の減収で、アジア・オセアニアも2.9%減の373億円となった。一方の欧州はユーロベースで0.5%増の6億1200万ユーロとほぼ前年並みだった。輸出は前年度から2億円減少して26億円となった。

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