統合失調症の最初の発症は16歳から25歳の間に多い。病因は完全には解明されていないが、遺伝的素因に幾つかの誘因が重なり発病すると考えられている。遺伝的要因のリスクについては、親子13%、兄弟姉妹9%、孫5%、いとこでは3%との報告があり、遺伝的に近い人ほどそのリスクは大きくなる。ただし、統合失調症は単純な遺伝病ではないことも分かっており、例えば一卵性双生児間の発病リスクは48%と、同一の遺伝子を持っていても半数は発症しない。
この記事は有料会員限定です
- 会員の方はこちら
- ログイン
- 2週間の無料トライアルもOK!
- 購読・試読のお申し込み
- ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)