腎細胞癌ではマルチキナーゼ阻害薬やmTOR阻害薬などの新薬が登場している。それに対し、同じ泌尿器系に分類される膀胱癌の新薬開発は遅れているのが現状だ。世界保健機関(WHO)が実施した2012GLOBOCANプロジェクトのデータベース(http://globocan.iarc.fr/)によると、2012年における全世界での膀胱癌の発症患者数は42万9793人(男性:33万380人、女性:9万9413人)、死亡者数については、16万5084人(男性:12万3051人、女性:4万2033人)と報告されている。腎臓癌の発症患者数は33万7860人で、死亡患者数は14万3406人であるから、膀胱癌は腎臓癌よりも発症患者、死亡患者ともに多いことが分かる。そこには満たされていない医療ニーズが存在している。

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