2016年8月に小池百合子氏が東京都知事に就任して以降、東京都中央卸売市場築地市場の豊洲への移転問題は食の安全・安心の議論も相まって急展開を見せた。築地市場は施設の狭隘化や老朽化などを理由に、東京都江東区の東京ガスの工場跡地に建設した豊洲市場に2016年11月に移転する計画が進められていた。しかし、新都知事に就任した小池百合子氏が同年8月、豊洲市場の開場の延期を決定。ガス工場の跡地であることに起因する土壌汚染が、生鮮食品等の安全性に影響することを懸念したなどの理由からだ。その後、同年9月に、豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議が設置され、翌2017年3月19日、同会議は豊洲市場につき、科学的、法的に安全であるとの評価を行った。これを受けて小池都知事は同年6月、豊洲移転・築地再開発の方針を示した。7月2日に開票された都議会議員選挙で小池氏を支持する都民ファーストの会が大勝したことで、小池氏の方針は都民の信任を得た格好だ。豊洲市場において追加の土壌汚染対策を行った上で、2018年10月にも移転を行う計画だ。

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