微細藻類を用いた商品としては日本ではクロレラ(Chlorella vulgaris)の健康食品が知られているが、アフリカや中南米で自生する熱帯性の藍藻(シアノバクテリア)の1種であるスピルリナ(Spirulina spp.)もタブレットや粉末の健康食品として流通している。また、ユーグレナ(ミドリムシ、Euglenids spp.)、ブルーグリーンアルジー(AFA: Aphanizomenon flos aquae)なども健康食品として販売されている。成分を抽出して利用する藻類としては、アスタキサンチンを産生する微細藻類ヘマトコッカス(Haematococcus pluvialis)、βカロテンを産生するドナリエラ(Dunaliella salina)、ドコサヘキサエン酸(DHA)を産生するシゾキトリウム(Schizochytrium spp.)、エイコサペンタエン酸(EPA)を産生するナンノクロロプシス(Nannochloropsis oculata)などが事業化されている。
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