【日経バイオテクONLINE Vol.2758】

Wmの憂鬱、日本のイノベーター、第5弾の(5)、中外製薬、ベストな抗体を磨き上げたエンジン

(2017.09.07 08:00)1pt
宮田満

 カニクイザルの前臨床試験で副作用が発見され奈落に突き落とされた。だが、今や血友病Aのブロックバスタとなる2抗原特異抗体エミシズマブ(ACE910)を開発したイノベーターである中外製薬研究本部探索研究部長(現中外製薬参与研究開発本部フェロー)の服部有宏氏(以後、敬称略)はくじけなかった。そして副作用を削減し、薬効を最適化した第5世代の抗体(ACE910)を開発するために、2年の期限を定め、抗体開発に乗り出した。総力戦を始めたのだ。

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