【日経バイオテクONLINE Vol.2737】

Wmの憂鬱、日本のイノベーター、第5弾の(1)、中外製薬、抗体で第VIII因子を代替すると決めた日

(2017.08.03 11:00)1pt
宮田満

 2017年7月21日、中外製薬は二重特異性(今後の表記では二抗原特異性)モノクローナル抗体「エミシズマブ(遺伝子組換え)」を、インヒビターを持つ血友病Aの治療薬として我が国で販売申請を行った。世界で初の快挙だ。誰が抗体医薬で血友病の治療薬、血液凝固第VIII因子を置き換えるなどという、とんでもない発想を実現させたのか? しかも、これは抗原枯渇の罠にはまった抗体医薬を救い、第2の大型抗体医薬実用化時代を導くイノベーションでもあったのだ。今回は、開発コードACE910と呼ばれたエミシズマブの研究で、当時、研究本部探索研究部長として陣頭指揮に立ったイノベーター、中外製薬参与研究開発本部フェローの服部有宏氏(以後、敬称略)に焦点を当て、その謎を解きほぐしていく。

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20170721150000.html

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