抗IL-17A抗体の謎、自己免疫疾患治療機構解明か?

 新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発でも明らかになりつつありますが、免疫系の全貌を私たちは全くつかんでいないことを痛感しております。例えば、あれほど期待された抗インターロイキン(IL)17A抗体が乾癬にはあれだけ劇的に効果を示したのに、なぜブドウ膜炎や多発性硬化症では治験に失敗してしまったのか?今までの免疫学の常識では理解不能でした。今週、この謎を解く可能性のある仮説が提出されました。まだマウスの動物実験ですが、ひょっとしたら自己免疫疾患と大雑把に一括りにしている疾患概念の整理ができる可能性が出て来ました。私の勝手な思い込みですが、がんの次は自己免疫疾患・アレルギーの特効薬がバイオテクノロジーから誕生すると考えております。抗腫瘍壊死因子抗体などは、まだその取り掛かりに過ぎないと信じています。



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◎利益相反

宮田総研の合弁会社、(株)ヘルスケアイノベーション(HCI)が創成したHCI1号ファンドには第一三共、大日本住友製薬、兼松が出資、年末までに最終出資締め切りを行います。同ファンドが投資を決定した企業は現在ありませんが、逐次報告します。こうした企業群に関する執筆内容には利益相反が存在することをご承知願います。



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