新型コロナ対策にこそ、学問の勧め

 流行の第一波が収束した後、一番重要なことはPCR・抗原・抗体検査能力の拡充に加えて、治療薬、なかでもワクチンの開発であります。現在、ワクチンが本当にできるのか? 鋭意取材中ですが、その中で「ええっ?」と驚いたことがあります。我が国の政府はエビデンスに基づいた政策決定を行っているふりをしていますが、根本的に科学的臨床研究を行う司令塔機能を新型コロナウイルスの流行対策では欠いていたのです。現場で感染者を検出・確認したり、治療したりすることは全力以上で行っていることは、心から敬意を払いたい。そのおかげで死亡者数が先進国では圧倒的に少ない(アジア諸国で比べると死亡率は上位)ことは間違いありません。でも、現場と厚生労働省などで、目前の問題のモグラたたきに全精力を使い果たしているため、第二波の対策を練る根拠となる科学的なエビデンスを集める臨床研究は難渋しています。新型コロナウイルスに関する科学論文数では中国や欧米諸国に劣っており、感染防止策の三密を除いて、重症患者のリスクマーカーやウイルスの高拡散者の選別をするバイオマーカーの研究も後れを取っています。そんな我が国の新型コロナウイルス対策の欠陥は、何とダイヤモンドプリンセス号の封じ込めから既に露呈していたのです。

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