新型コロナウイルス征圧と10万人ゲノム計画の深い仲

 新型コロナウイルス騒動に巻き込まれて、報道もコロナ一色となっておりますが、バイオでは重要な動きがいくつも我が国で起こっております。2020年5月25日には、第二世代の抗体薬剤複合体(ADC)である第一三共の「エンハーツ」が我が国で発売されました。また、米Eli Lilly社が中外製薬の抗体工学技術を導入するなど、我が国が30年のバイオ参入の遅れを取り戻しつつあるニュースが飛び込んできました。こうした動きは今後、じっくりと解説したいと考えております。今回は新型コロナウイルスに関する宿題に回答したいと考えています。一番大きな宿題は、本当に新型コロナウイルスに対して免疫を持つことができ、ワクチンは有効なのか?また、なぜ日本ではPCR検査体制の拡充がこんなにも遅いのか? ですが、これらは現在取材中なのでもうしばらくお待ちいただき、今回はなぜ、日本人は欧米人と比べて死亡率が低く、ロックダウンもせずに、感染収束を実現しつつあるのか? という疑問です。背景にある日本人やアジア人は遺伝的に新型コロナウイルスに耐性遺伝子を持っているのではないか? という疑問を皆さんと解き明かそうと思います。つまり、大型ゲノムコホート研究が新型コロナウイルス対策に役に立つのか? について皆さんと論じようと思います。「えっ、何か関係があったの?」という読者の声も聞こえてきますが、これは実は、大ありなのです。重症化リスクのある患者を割り出すゲノムマーカーが見つかりつつあるのです。ハイリスクの人々を見分けることができれば、集中的に管理して重症化を予防できるだけでなく、8割以上のローリスクの人々による経済回復にも拍車がかかります。

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https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20200515150000_977.html

我が国集団ゲノム解析研究に忍び寄る影

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日本のイノベーター第3弾(6)アビガン承認と適応拡大を阻む認可の悪魔

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日本のイノベーター第3弾(2)初のランダムスクリーニングに踏み切って生まれた「アビガン」

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https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/031600039/042300012/



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