既に、まん延してしまった中国と欧米諸国からの帰国者による感染発生の第2の波が押し寄せている今、私たちは一体、何をしなければならないのか? よく考えて行動を律しなくてはなりません。しかし、この春景色のような曖昧な気持ちは一体どこから来るのでしょうか? それは、未知の病原体というよりも、曖昧をもっぱらとする今の安倍政権の政治姿勢にあると私は思っております。「緊急事態宣言」を可能にする新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案が3月14日に施行されたにも関わらず、「緊急事態ではない」と首相が発言した訳の分からなさに起因しています。政治家が責任を取らなかったら何のために存在しているのか? この曖昧さによって、格闘技イベントなど経済的損失を防ぐために開催を強行する例も今後増加するでしょう。期限を区切って、政府が補償して発症源が不明な感染者が増加している大都市でのイベント開催を中断させる方がよっぽど筋が通っております。英国のBoris Johnson首相は3月12日の演説でピークカット戦略(感染抑止)を取るが「国民の中には近親者に不幸が生じることが避けられない」と断言、国民に緊急事態への協力を呼び掛けました。当初は休校も要請しませんでしたが、感染の拡大に応じて封鎖措置も施行しています。Johnson首相はなぜ、すっぱりと切れ味の良い演説ができたのか? その背景には英Imperial College of London(ICL)の素早い動きがありました。科学的感染モデルを背景に政策を決断した、切れ味でした。東京大学など日本のアカデミアは一体どこにいたのか? それこそアカデミアの社会的使命ではなかったのでしょうか? 科学と政治が分離している我が国は、国民と医療関係者が磨滅(まめつ)したときに、大破綻する可能性があるのです。



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