とうとう待っていた論文が出ました。新型コロナウイルスに感染し、中程度の肺炎を発症した患者で、ウイルスに対する中和抗体や細胞性免疫が回復する7日前から活性化するという症例報告です。得体の知れない新型ウイルスも、やはり患者の免疫システムによって駆逐され、回復することの証拠です。そしてまだ、草稿ですが、中国の研究者がカニクイザルに新型コロナウイルスを感染させた後、再感染しましたが、再発が起こらない研究成果も発表されました。PCRの偽陰性の結果、「新型コロナウイルスは再感染する」という憶測が流れましたが、今回の発表でこれはほぼ否定されたと考えています。その意味で、自粛や手洗いの励行などによって、感染機会を低下させ、患者の急増を抑えるピークカット戦略は、実行可能であり、正しいと考えられます。ただし、この戦略は長期間実施しなくてはならず、経済に対する重要な副作用を避けられません。政府はベーシックインカムも含めて、空前絶後の対策を打たなくては日本がウイルス征圧の前に疲弊してしまいます。ぜひ大胆な対策を早急に、持続的に打っていただきたいと思います。この流行がH1N1新型インフルエンザと同様、2年以上継続(流行の中休みはあると期待)流行し、沈静化することを考えると、治療薬に加えて、ワクチンの開発は不可欠であると考えております。新型コロナウイルス対策には見通しが出てきたところですが、実は次の5年の我が国のバイオ・先端医療研究の鍵を握るAMED(日本医療研究開発機構)で大きな変革が起ころうとしています。第一弾の変化は来週の火曜日に起こりそうです。

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