抗体医薬で押しまくられていた我が国の製薬企業の反攻が始まりました。2019年12月23日、米食品医薬品局(FDA)が「ENHERTU」(トラスツズマブ デルクステカン、開発番号DS-8201)に製造販売承認を与えました。第一三共が開発した抗体薬物複合体(ADC)の商品化第1号です。製造承認申請からわずか2カ月での承認には第一三共そのものも驚いていました。ENHERTUは第一製薬と三共の合併により、両社の技術(匠)が融合した独創商品です。普通はうまくいかない企業合併がこのケースに関しては幸せな結婚の成果を生みました。同社は既に7品目のADCのパイプラインを公表しており、英AstraZeneca社と2019年からENHERTUの共同開発に踏み切り、世界展開を急いでいます。このADC技術は、次世代抗体開発のプラットフォーム技術としてしばらく抗癌剤市場を席巻する勢いです。中外製薬の抗体誘導体技術と合わせて、いよいよ日本の匠が新規モダリティ実用化の先頭を疾走する、抗体医薬にも存在感を増す時代となりました。抗体医薬のブロックバスター「リツキサン」が米国で1997年に発売されて以来、22年目の逆襲が始まったのです。



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