Mmの憂鬱、エクソソームの憂鬱

(2019.11.05 11:10)1pt
宮田満

 細胞が分泌する小胞、エクソソームがmiRNAやmRNA分子、ゲノム断片、転写調節因子、代謝産物など多種の分子を内包して、細胞間あるいは個体間のコミュニケーションに関与していることが最近次々と明らかになってきました。2007年にスウェーデンの研究者が、エクソソームによってRNA分子が細胞間で伝わることを報告したことが、ブームの引き金を引きました。今では間葉系幹細胞の培養液中に分泌されるエクソソームを再生医療の治療薬として開発するベンチャーまで現れました。次回、ぜひとも紹介したいのですが、個体や種を超えた遺伝情報の交換(遺伝情報の水平伝播)にもエクソソームが関与している証拠を日本の研究者がつかんでさえいるのです。しかし、悩ましいのはエクソソームの定義です。由来する細胞の細胞膜を反映する細胞表面分子を持つことまでは確定しておりますが、小胞のサイズとCD9など暫定的なマーカーはありますが、この小胞がエクソソームだという決定的なバイオマーカーについてはまだコンセンサスが得られていません。細胞表面糖鎖が有力候補だと思い、10月30日、京都市の島津製作所の本社(いつの間にあんなに奇麗な社屋になったの?)で開催された第17回糖鎖科学コンソーシアムでエクソソームのセッションを取材しました。そこで分かったことは……。



 ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。Mmの憂鬱Premiumサイト(https://bio.nikkeibp.co.jp/wm/ )からならお得な料金(個人カード払い限定、月間550円(税込み)で読み放題)で購読いただけます。以前のバックナンバーもまとめてお読みいただけます。

※日経バイオテクONLINEの読者は、日経バイオテクONLINEのサイトから記事にアクセス願います。

ここから先は「日経バイオテク」「日経バイオテクONLINE」の
有料読者の方のみ、お読みいただけます。

ログイン 購読お申込み
  • 「日経バイオテクONLINE Mmの憂鬱Premium」への会員登録はこちら
  • 「日経バイオテクONLINE」についてはこちら

バックナンバー新着一覧

日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー

  • セミナー「多様化する核酸医薬のモダリティ」
    2019年11月21日(木)開催!核酸医薬の研究開発が世界的に本格化。モダリティの多様化も進んでいる。日本発の核酸医薬が、果たして世界市場で存在感を示すことはできるかーー。その可能性を探る。
  • 最新刊「バイオベンチャー大全 2019-2020」
    日本発の将来有望なシーズを実用化・事業化へつなぐ、未上場ベンチャー267社の詳細リポート集!提携先を求める製薬企業や、投資先を探るベンチャーキャピタルにとって、バイオベンチャーの企業価値、コア技術の展望を見通すために有益です。

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧