昨日まで名古屋大学で開催されていた第38回日本糖質学会年会は、学会創立40周年を記念する大会となりました。糖鎖研究は糖鎖の化学合成技術、分析技術、そして多様な糖転移酵素などのクローン化でも我が国が世界をリードしています。毎回、その基礎研究のリードをいかにイノベーションにつなげられるか? 興味津々で取材しているのですが、ウイルスや細菌の感染部位としての糖鎖を標的とした創薬と糖鎖を増やし血中半減期を延長したエリスロポエチンの誘導体などを除き、いつも隔靴掻痒の思いで帰京することを重ねております。最大の理由は糖鎖の機能が分からぬことと、機能が分かったとしても穏やかであり、短期的な観察期間しか許されない試験管内や実験動物の研究では、その病理学的あるいは生理的な意味が突き止めにくいことが理由です。しかし、こうした穏やかな糖鎖の作用を解明することこそ、今や国民病となった癌、高血圧、糖尿病などの生活習慣病と今後大きな課題となる神経疾患の治療や予防法の開発に中核的な貢献をすると確信しております。糖鎖の機能の全貌はまだ霧の向こうにありますが、今回の学会では2つの光明を見いだすことができました。一歩一歩、確実に糖鎖研究は進んでいるのです。



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