【日経バイオテクONLINE】

Mmの憂鬱、均てん化の罠に陥る癌ゲノム医療

(2019.06.13 08:00)1pt
宮田満

 前回のメールで我が国の医療制度の宿痾(しゅくあ)である、どんな医療機関でも先端医療をやりたがる癖(均てん化)が、癌ゲノム医療ではがんゲノム中核病院・連携病院という強固な体制整備によって排除され、21世紀の医療では常識的な病院の専門分化が始まったと指摘しました。この結果、腎臓移植施設や手術ロボット導入病院の乱立などにより、資本投下や症例集積ができず、専門医の修練ができない我が国の医療の欠陥が少なくとも癌ゲノム医療では変わるかもしれないと、楽観的なメールを書きました。しかし、昨日、再び均てん化という病が、癌ゲノム医療にも罹患しそうな会議が厚生労働省で開かれました。均てん化は感染症時代の古臭い考え方です。全国の鉄道網と高速道路網がほぼ整備された我が国では、患者が専門医療施設に移動する方がはるかに効率良く、患者にとっても治療効果と安全性の担保ができるはずです。癌ゲノム医療の累卵(るいらん)の季節がもう始まってしまいました。



◎参考記事

癌ゲノム医療始まる、でも企業も病院も皆赤字

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/19/06/10/00484/?ST=wm

いきなりよろめく我が国の癌ゲノム医療

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/18/05/30/00342/?ST=wm

癌遺伝子パネル認可を生んだ最良の規制緩和

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/19/01/28/00416/?ST=wm

癌ゲノム医療開始、Roche社次第という情けなさ

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/19/04/22/00471/?ST=wm

癌ゲノム医療のプラットフォームFOCdxの正体

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/18/11/26/00400/?ST=wm

失われた遺伝力解消で始まる本格的ゲノム医療

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/19/06/03/00482/?ST=wm



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