【日経バイオテクONLINE Vol.3030】

Mmの憂鬱、核酸医薬時代を脅かす未知の毒性

(2018.10.23 08:00)1pt
宮田満

 これまで日米欧で合計8種類の核酸医薬が誕生しました。気の早い読者の中には核酸医薬の時代に突入したと判断する方もいると思いますが、果たしてそうでしょうか? まだまだ未知の毒性と薬物送達システム(DDS)の問題は未解決であると考えています。革新的なモダリティ故の生みの苦しみはこれから始まるのです。DNA/RNA2本鎖ヘテロ核酸という革新的な核酸医薬によって脳内にも核酸医薬を伝達する可能性を開いた東京医科歯科大学の横田隆徳教授ですら「まだ毒性の問題は解決すべき課題として残る」と、2018年10月18日に開催された日本医療研究開発機構(AMED)「革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業」の成果報告会で指摘しています。今回は核酸医薬の毒性に焦点を当てます。

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