【日経バイオテクONLINE Vol.2814】

Wmの憂鬱、再生医療の闇

(2017.11.30 08:00)1pt
宮田満

 昨夜、東北メディカル・メガバンク機構の定点観測の取材を終え、仙台から東京に戻っている最中です。このニュースは来週の月曜日に報道いたします。さて、本日は前回のコラムの訂正から。急いで書くとろくなことがありません。第1の訂正は、ベンチャー企業を5社と書きましたが、ケー・エー・シーは既存の企業が進出したものだったので、米子のバイオクラスターのベンチャー企業は4社に訂正させていただきます。また、「オプジーボ」を開発した米Medarex社(現在の米Bristol-Myers Squibb社)がキリンから技術導入してKMマウスを開発していたため、てっきり人工染色体技術が使われたと推定したのですが、どうやらKMマウスではなく、IgG抗体のH鎖もκ鎖も不完全なヒト・ゲノム断片をマウスゲノムに挿入した旧式のマウスによって作製されたことが分かりました。従って、Trans Chromosomics社の押村社長が開発した人工染色体に完全長のIgGゲノム断片を載せたマウスで開発された、完全ヒト抗体の商品化第1号は、抗線維芽細胞成長因子(FGF)23抗体(KRN23、burosumab)でした。これは協和発酵キリンが2017年8月に米国で製造承認申請、10月にブレークスルーセラピーズ(優先審査)の指定を受けて、発売目前にある抗体医薬です。

http://www.kyowa-kirin.co.jp/news_releases/2017/pdf/20170824_02.pdf

◎前回記事、「黒字転換企業も出た、米子バイオクラスターのエンジン」

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/17/11/27/00284/?ST=wm

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