【日経バイオテクONLINE Vol.2775】

Wmの憂鬱、時代に遅れるノーベル賞のジレンマ

(2017.10.03 11:00)1pt
宮田満

 ノーベル賞ウィークが始まりました。日本人のノーベル賞好きは国際的にも群を抜いています。2017年10月2日午後6時半(日本時間)に、生理学・医学賞の記者発表がありました。今回からYouTubeで生中継があり、臨場感満点の発表となりました。皆さんもご覧になったかもしれませんが、集まったメディアの少なさにはびっくり。希望の党を立ち上げた小池百合子東京都知事の記者会見の10分の1もいませんでした。今回はちょっとへそ曲がりに、ノーベル賞の問題点を議論してみたい。それは高齢化と受賞者の滞貨(失礼)。インターネットの普及以来、科学の進歩が加速しており、ノーベル賞そのものの表彰システムがこの変化に対応できていない現実です。今のところ人類の長寿化にすがって何とか切り抜けていますが、いずれ限界が来ることは明白です。日本政府の科学行政に最も大きな影響力を持つ、ノーベル賞の正体に迫ります。

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