【日経バイオテクONLINE Vol.2765】

Wmの憂鬱、微妙な記者発表から透けたCART細胞第3の頸木

(2017.09.19 08:00)1pt
宮田満

 スイスのジュネーブで、第5回日経アジア感染症会議の講師招請のため、世界保健機関(WHO)や感染症治療薬・診断薬の支援機関と交渉中です。我が国のイノベーションを、アジアやアフリカなどの感染症問題の解決にどう役立てるか? 技術突破も必要ですが、開発や普及のために必要な国際的支援を得ることも重要です。また、当該国との外交関係を通じた共同治験の展開など、一民間企業では手に余る問題を、P3(Private Public Partnership)によって、日経アジア感染症会議で解決を少しでも進めようと思っています。ここに来て感じるのは、熱帯感染症などはもうけにならないという思い込みを、市場経済だけではない国内外の支援によって突破しようという意欲と実際の動きです。真のイノベーションを望むなら商品化に不可欠なフレームワークまで創り出す必要があるということです。こうした世界の動きに、コップの中に潜んでいる我が国の企業がいつまでも背を向け続けることはできません。

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