Wmの憂鬱、抗PD-1抗体vs抗PD-L1抗体、巨大市場癌免疫療法の勝者はどちらか?【日経バイオテクONLINE Vol.2458】

(2016.06.09 08:00)1pt
宮田満

 抗PD1抗体(ニボルマブ)など免疫チェックポイント阻害薬は癌治療に革新を起こし、ブロックバスターへと順調に成長しています。懸念材料として唯一残るのは、MSDなど抗PD1抗体を開発している競合企業の参入と、PD1のリガンドであるPD-L1を阻害する抗PD-L1抗体との競合です。2016年5月19日、スイスRoche社は米国で世界初の抗PD-L1抗体である「Tecentriq」(atezolizumab)を、進行性および転移性の尿路上皮がんの治療薬として認可を獲得したと発表。抗PD1抗体の独壇場だった免疫チェックポイント阻害薬市場に殴り込みが始まりました。果たして、抗PD-L1抗体は先行する抗PD1抗体の市場を食うのか? それとも共存は可能なのか? 共にブロックバスターに成長する可能性の濃厚な巨大バイオ医薬の行く末を、可能な限りの最新情報に基づいて占いました。

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