皆さんはこの地球上で40億人もがその病気の脅威にさらされている感染症をご存じでしょうか? 昨年、東京でも160人が感染して騒動になったデング熱がそれです。熱帯・亜熱帯地域の蚊(ネッタイシマカとヒトスジシマカ)が媒介する伝染病ですが、地球温暖化とグローバルな人材交流の高まりによって、我が国にも大きな脅威となってきました。ヒトスジシマカは東北以南に生息しており、昨年のデング熱騒動の媒介昆虫となりました。温帯地域のデング熱の最大感染事例は、1942年から45年に、神戸・大阪・広島・呉・佐世保・長崎などの港湾地域で発生しました。この大流行では約20万人が感染したのです。国立感染症研究所のウェブサイトではまるで昨年でデング熱の発生は終了したかのようなデータを掲示していますが、

http://www.nih.go.jp/niid/images/epi/dengue/dengue20141031.pdf

東京都のデータでは今年も昨年の半分ですが、昨年を除いて過去最大の感染患者数を記録しています。我が国でもデング熱の脅威は高まりこそすれ、低まることはないのです。温帯地域に拡大する可能も考えると、地球の今そこにある脅威であるデング熱に対するワクチンが、とうとう今月、商品化に成功したのです。これは今後続々と商品化が進むであろう、熱帯病に対する新規ワクチン商品化のプレリュードでもあるのです。バイオテクノロジーが感染症撲滅を具体的に実現しつつあるのです。

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