バイオイメージング最前線(第24回)

「見えないペプチドグリカン」を見る

(2017.10.23 00:35)1pt
2017年10月23日号
佐藤直樹=理学博士・東京大学大学院総合文化研究科教授

 細菌の細胞の表層は、細胞膜に加えてペプチドグリカン層からできている。これはD型のアミノ酸や様々な糖を含む網目状の高分子で、細胞を浸透圧から守っている。ペニシリン、アンピシリンなどベータラクタム系の抗生物質は、ペプチドグリカンの合成の一段階を触媒する酵素を阻害することにより、網目状の架橋をつくらせないため、細菌の増殖を阻止することが知られている。また被子植物の葉には、ペプチドグリカンを感染細菌のシグナルとして検知し、防御応答を始める仕組みもあるといわれている。

ここから先は「日経バイオテク」「日経バイオテクONLINE」の
有料読者の方のみ、お読みいただけます。

ログイン 購読お申込み
  • 「日経バイオテクONLINE アカデミック版」への会員登録はこちら
  • 「日経バイオテクONLINE」についてはこちら

日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー

  • 製造業ゲームチェンジ ― 「バイオエコノミー」の衝撃 <テクノロジーNEXT 2018>
    2018年6月13日(水)開催 [東京・御成門]
    セルロースナノファイバー、スマートセルインダストリー、DIYバイオなど、製造業でも台頭してきたバイオ関連技術が、自動車や電機、素材、エネルギー業界などに与えるインパクト。その将来性、応用可能性を探る。
  • 「日経バイオ年鑑2018」<新刊>
    最新データからわかる、バイオ分野の[開発][市場][産業]動向。バイオ事業戦略の頼れる味方。自社のR&D戦略を描くために、マクロな視点で将来を展望する一冊です。
  • 「バイオベンチャー大全 2017-2018」
    国内の未上場バイオベンチャーの企業データをすべて網羅しました。提携先を探し求める製薬会社にとって、投資先を探るベンチャーキャピタルにとって、自社の経営戦略を見極めるうえで有益となる重要情報を開示します。

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧