若手研究者の肖像(第21回)

甲南大学理工学部生物学科 久原篤 准教授

線虫で感覚に関わる神経回路を研究、創薬スクリーニングの研究にも注力
(2017.01.16 00:33)1pt
2017年01月16日号
高橋厚妃

 中枢神経系は、製薬企業だけではなくアカデミアの研究者にとっても未解明なことが多く関心が高い分野だが、ヒトの神経回路は複雑で解析しにくい。そのため、簡単な神経回路を持つ線虫(C. elegans)を用いて、感覚と記憶学習に関する神経回路のメカニズムを解明する研究を手掛けているのが甲南大学理工学部准教授の久原篤だ。久原は、大学院生だった2002年、線虫の温度感知や記憶を司る感覚ニューロンの感度の調節に、カルシウム依存性フォスファターゼであるカルシニューリンが関与することを解明し、その成果をNeuron誌に発表して注目を浴びた。

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