【機能性食品 Vol.311】

機能性表示食品の届け出、ユーグレナが初、コカ・コーラ8件目は難デキW

11月16日に第21回トレハロースシンポ、11月23日に京大トマトの世界
(2017.11.17 07:30)
河田孝雄
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 まずは、食品の機能性研究に関する発表会の話題です。

 2017年11月16日には、第21回トレハロースシンポジウムが都内で開催されました。精子の凍結保存作用、毛髪蛋白質の変性・凝集の抑制、オートファジーにも働きかけて細胞を防御するメカニズム、口腔粘膜炎の予防作用、文化財保存、などの話題が発表されました。このシンポジウムは、林原が主催し、日本応用糖質科学会が後援しています。

 林原のトレハロース生産能力は年5万t規模という話もうかがいました。中国ではトレハロースを生産する工場が7つほどあるようですが、林原が岡山で生産している製品とは品質が異なるようですね。

 来週木曜日の11月23日(勤労感謝の日)午後には、京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホールにて、市民向けセミナー「京大トマトの世界が」が開かれます。カゴメが2014年1月から2017年3月まで設置した「『カゴメ』トマト・ディスカバリー講座」の成果も発表されます。同講座の特任教授を兼任で務めたかずさDNA研究所部長の柴田大輔さんや、同講座と共同研究を行った京都大学大学院農学研究科食品分子機能学分野教授の河田照雄さん、同品質評価学分野教授の松村康生さんらが発表します。

 次は、恒例の「機能性表示食品制度届出データベース 届出情報の更新」です。この1週間では11月10日と16日に更新がありまして、C236までの届け出受理が公表されました。この1週間で5件増えました。把握できていない撤回が無ければ、有効な届け出件数の総数は、1116件になったと計算できます。

 今回の届け出更新では、注目企業の初登場があります。ユーグレナの「プロテオグリカン 機能性表示食品」(届出番号:C235、届出日:2017年9月25日)です。「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには、膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝関節の可動性をサポートすることが報告されている」旨を表示します。プロテオグリカンを機能性関与成分とする届け出は、これが7件目です。

 また、日本コカ・コーラは「カナダドライ ジンジャーエール ダブル」(C236、2017年9月25日)の届け出を出しました。機能性関与成分は、難消化性デキストリン。「ダブル」という商品名にあるように、食後血中中性脂肪対策と、食後血糖値対策の2つの機能を表示します。同じ機能性関与成分で食後血中中性脂肪対策の1機能のみを表示している「カナダドライ ジンジャーエール プラス」(B18)をバージョンアップするようですね。

 日本コカ・コーラの届け出は、これが8件目です。機能性関与成分別ですと、森下仁丹のローズヒップが4件、松谷化学工業の難消化性デキストリンが3件、そして太陽化学のLテアニンが1件です。

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