皆さん、ISO/TC276をご存知でしょうか? 今や国策として我が国で推進されようとしているゲノム医療の基盤を成すバイオバンクやオミックスなどバイオテクノロジーに関する国際標準化を進めるISOのタスクフォースです。中でも最も注目しなくてはならないのが、急速に整備が進み始めたバイオバンクの国際標準の策定です。下手すると、国際標準に適合していない我が国のバイオバンクの試料やデータを活用して産み出された研究成果が、まともな論文ではないと認定され国際的なジャーナルから閉め出される可能性も出てきております。勿論、データの互換性などが保証されないため、我が国の製薬企業やベンチャーなどのライセンスや製造申請のデータとしても厳しい評価を下されるリスクがあります。専門家によれば、現段階で欧州がリードしているバイオバンクの標準に適合している我が国のバイオバンクは1つか、2つしかないといいます。この事実を直視して見れば、わが国はゲノム医療が砂上の楼閣であることが分かるはずです。夏の終わりの、背筋が寒くなる話です。

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