バイオにおいても過大な期待は禁物です。4月1日から稼働する日本医療研究開発機構(AMED)の姿も徐々に現れて参りました。1月21日に官邸で開催された健康医療推進戦略会議で、日本医療研究開発機構理事長となるべき者として、慶應義塾大学医学部長の末松誠氏が現在の準備状況を報告しています。慶應大学医学部の教授会では、もう次期学部長の選出に関心が移っております。しかし、そんな悠長な状況ではありません。取材を進めれば進めるほど、AMEDは最低1年は動かない。多分、本来のAMEDの機能が十分に発揮できるのは、今後2回の予算を編成した後、つまり2017年度であると思います。少なくとも明治政府成立以来、150年弱の官僚制度の歴史で、AMEDは3省庁の予算の一体執行という初めてのチャレンジを行うことを胸に刻む必要があります。どんなに優秀な官僚でも、昨年の10月から本格化した準備作業の6カ月でこの難問を解ける訳がありません。AMEDの部長となるべき者達に取材しても「過大な期待はしないでいただきたい」という本音が聞こえて来ます。しかし、科学の国際競争は待った無しです。今やるべきは、AMEDに移管される9つのプロジェクトを、AMEDが冬眠している間に遅滞なく継続、振興する仕組みを作るかです。リアリズムが重要です。

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