日本の医療イノベーションをアジア市場に売り込むことが安倍政権の至上課題となっています。一方、我が国の製薬企業は新興国市場の発掘に熱心で上手く行ったり、火傷をしたりしております。両者とも似たような試みをしているようで、実は大きくベクトルが異なっています。我が国の製薬企業が、興味があるのは成長著しい中進国である中国、インド、ブラジル、ロシア、自前である程度の医薬品購入力のある企業です。勿論、こうした国には先行した欧米のビッグファーマやインドの製薬企業がビジネスのネットワークを張り巡らし、厳しい競合が待ち構えています。しかも、経済回復によって利上げが年内にも予定され、米国のドルの垂れ流しが終わった後、どんなリスクを孕むか予測しがたい状況です。一方政府が言うアジア市場への浸透は、必ずしも経済成長をした国とは限らず、医薬品の購買力が乏しい地域も視野に置いています。実は、この段階で、欧米のビッグファーマのように、発展途上国市場に参入しておかないと、我が国の企業がおっとり刀で経済成長後に参入しても、強固な事業基盤を築くことは難しいのです。この矛盾を解く鍵は何か? 先週開催された日経アジア感染症会議コンソーシアムの結核部会からヒントを得ました。皆さん、PDPsという言葉を知っていますか?

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