【日経バイオテクONLINE Vol.2723】

Wmの憂鬱、日本のイノベーター、第4弾の(5)、J-TEC、再生医療冬の時代を生き抜いた

(2017.07.13 15:00)1pt
宮田満

 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)にヒトも集まった。米Harvard大学から皮膚細胞培養技術も導入した。後は我が国では誰も成功していなかった再生医療の事業化にまい進するだけだ。「1999年の創業の翌年には培養表皮を発売する計画だった」とJ-TECの大須賀俊裕専務執行役員(以後、敬称略)。しかし、この楽観的な計画はすぐに頓挫する。大須賀が「規制は後でついてくる」とため息を漏らしたように、想定外の事態が起こったのだ。この結果、J-TECを追っていたベンチャー企業のほとんどが倒産するか、新規参入した医療機器メーカーは撤退するか、という“再生医療冬の時代”が、我が国に訪れた。

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