いつまで自粛が続くのか? また、現在の医療体制で新型コロナウイルスの重症化による死者の増加をどれだけ抑えられるのか? 皆さんの最も気掛かりな点ではないでしょうか? 実は感染症の流行モデルは意外にも簡単な数式で表せます。最も重要な変数は基本再生産数(R0)です。これは新型コロナウイルスに感染した患者が、新たに何人に感染させるかという数です。R0<1になれば、流行は終息に向かいます。R0は感染のピークまでの時間も決定する要因です。実際には手洗いや人込みを避けるなど、国民の努力でR0を引き下げることができます。これを実効Rと呼びますが、現在国の専門家会議が呼び掛けている感染症対策は実効R<1を目指すものです。皆さんの手洗いやちょっとした感染症対策への気遣いが極めて有効で、ある意味、将来開発されるワクチンの供給を補う努力であることを認識していただきたい。もし日本が、強制的な封じ込めを取らずに、国民の自主的努力で社会の免疫力を高め、死亡者数を抑止しつつ、実効R<1を実現できたとしたら、中国的強制モデルに取って代わる日本的モデルとなるでしょう。しかも、社会や国民の免疫力は高まっておりますので、世界各国に猖獗(しょうけつ)するであろう新型コロナウイルスの再侵入に対する抑止力も高めることができると考えます。ただし、これには中国的強制モデルよりも時間がかかります。経済の緊急対策を積極的に行い、まず政府は国民生活を守らなくてはなりません。

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