【日経バイオテクONLINE Vol.2922】

Wmの憂鬱、そんなことだったの? インフルエンザワクチンが効かぬ訳

(2018.05.15 08:00)1pt
宮田満

 現在市販されているインフルエンザワクチンは感染防御効果が薄く、症状の緩和に貢献するだけだといわれていますが、その理由がさっぱり分かりませんでした。しかし、インフルエンザに感染した患者さんがどんな抗体を体内で生産するかという、最近発表されたプロファイリングの解析の結果、「なんだ、そんなことだったのか?」と効かない理由が腹に落ちました。私たちはマウスに効果のあるワクチンは製造していたのですが、ヒトに効くワクチンの標的を誤っていたのです。ヒトのB細胞が製造する抗体を1細胞ごとにプロファイリングする技術は、抗体医薬の効率的な開発だけでなく、ワクチンの開発にも今後不可欠な技術となりそうです。

◎参考記事

「ヘムライブラ」我が国でも承認、その背景にあったもう1つの技術突破

→実際にはヘムライブラにはこの技術革新は活用されておらず、抗C5抗体などで活用されるようになりました。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atclwm/column/18/03/26/00322/?ST=STwm

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