【日経バイオテクONLINE Vol.2740】

Wmの憂鬱、日本の抗癌剤臨床研究を変えるMASTER KEYのインパクト

(2017.08.08 08:00)1pt
宮田満

米Merck社に帝人がライセンスアウトした抗タウ抗体(アルツハイマー病の治療薬候補)の一時金を250億円と表記していましたが、正しくは2750万ドルで、米国市場上市までのマイルストーン総額でも3億ドルでした。お詫びして訂正致します。

 2017年7月31日から国立がん研究センターが企業11社と提携して、希少癌に対する治療薬を開発する「MASTER KEYプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは、我が国の因習だった医師が主導する臨床試験から企業と医師が対等の立場で契約する臨床試験へと発展する契機となるばかりか、新しい疾病概念であるバイオマーカーに基づく疾病により、希少癌の開発をスピードアップする2つの革新を進める画期的なプログラムです。今後の推移から目を離すわけにはいきません。日本の癌治療薬開発を変貌させる可能性があるからです。

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