米Pfizer社の抗PD1抗体「BAVENCIO」(avelumab)が、転移性メルケル細胞癌の治療薬として、2017年3月23日に米国で製造販売認可を獲得しました。希少癌で早期承認獲得を狙った戦略が奏功、PD-1:PD-L1経路阻害剤として4番目、抗PD-L1抗体としては2番目の商品化に成功しました。同社は肺癌など他の癌種でも臨床開発しており、先行する小野薬品工業・米Bristol-Myers Squibb(BMS)社と米Merck社、スイスRoche社を合わせた四つどもえの競争が始まりました。今後、英AstraZeneca社やスイスNovartis社の参入も予定されており、最終的には六つどもえの混戦の火蓋が切られようとしているのです。問題は、今年1月、Merck社に完勝した小野薬品・BMS社・京都大学本庶佑名誉教授の抗PD1抗体の基本特許が、抗PD-L1抗体にも効力が及ぶか? 実は、もうすぐ米国で臨床試験が始まるゲノム編集による次世代のCART細胞にも、この特許が影響する可能性すらあります。新たな特許紛争の硝煙の匂いがしてきました。

 ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。Wmの憂鬱Premiumサイト( https://bio.nikkeibp.co.jp/wm/ )からならお得な料金(個人カード払い限定、月間500円で読み放題)で購読いただけます。以前のバックナンバーもまとめてお読みいただけます。

※日経バイオテクONLINEの読者は、日経バイオテクONLINEのサイトから記事にアクセス願います。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)