マイナス金利まで実施しているのに低迷する日本経済を立て直す(本当はまあ維持程度)ために、我が国の政府は一本調子の財政出動です。2016年度の補正予算での大判振る舞いです。しかし、無駄遣いだけというわけでもありません。私が注目したのは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)への補正予算です。AMEDの予算は総額で1528億円(2017年度概算要求額)、今回の補正予算では先端医療への投入は653億円(この数字は700億円という説もあります)。内、550億円が貸付金という異例の資金投入です。AMEDはこれを利用して、新たな産学連携を仕掛けようとしていました。学者の遊びのトランスレーショナルサイエンスの資金提供機関から逸脱し、AMEDが本気で企業化というメカニズムで、我が国のアカデミアの知恵を社会に還元しようという真摯な一手です。もちろん背景には、我が国政府の窮乏化があります。プライドを投げ捨てて、民間資金を先端医療の人材育成や研究開発に導入せざるを得ないところまで追い詰められています。しかし、これも悪いことではありません。やっと官民が上下関係なく、協力できる素地が生まれたということです。本日は我が国の研究インフラを再構築するAMEDの企みをご紹介いたします。

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