Wmの憂鬱、腫瘍溶解性ウイルスは我が国の癌免疫療法の遅れを挽回する切り札だ【日経バイオテクONLINE Vol.2548】
(2016.10.25 08:00)

宮田満
癌免疫療法は大きく展開しています。従来の抗体医薬や分子標的薬、ましてや化学抗癌剤では不可能だった癌を克服することができる可能性に多数の企業や研究者が殺到しています。先週横浜で開催された第54回日本癌治療学会でも、メイントピックスとして聴衆を集めました。私が注目したのは、癌免疫療法の1つのアキレス腱である、癌組織にT細胞が浸潤していない癌患者には、抗PD1抗体や抗PD-L1抗体などの免疫チェックポイント阻害薬は効果が無いということを克服する手法です。CART細胞療法の陰に隠れて目立ちませんが、腫瘍溶解ウイルスはこのアキレス腱の打破につながると確信しました。その背景には私たちが知らなかった常識がありました。
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