ゲノム医療という言葉を昨年我が国政府が考え出して以来、その実現化のためにタスクフォースが厚労省を事務局に作られ、専門家が議論しています。しかし、彼らがゲノム医療のために不可欠なヒトの基準ゲノム(国際参照配列)として利用しているのは、殆どの情報がアングロサクソンから由来するヒト・ゲノム配列を基にてコンピューター上で合成されたヴァーチャル基準ゲノムです。我が国にはまだゲノム医療の土台すら、先月までなかったのです。ゲノム医療という言葉が虚しく響いた理由です。でも、皆さん、ご安心願います。東北メディカルメガバンクのグループがとうとう日本人の基準ゲノム(JRG)を決定、2016年4月23日に発表しました。これで我が国のゲノム医療の礎がやっと築かれました。大急ぎで、この堅牢な土台の上に、国民を健やかにするゲノム医療を構築しなくてはなりません。局所最適はゲノム医療という我が国の医療のグランドデザインを描くときには最悪の選択となります。遺伝子検査の保険点数収載の議論はその次にすべき課題だと私は思います。

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