Heptares社買収により、基盤技術型のグローバルバイオ企業へと舵を切った1年となりました。これを機に、創薬支援、並びにパイプラインの導出を基本戦略とし、いずれは自販も目指していきたいと考えています。

 主力製品のCOPD治療薬は米国で承認となり、現在、中国でも申請中です。加えて新規喘息治療薬もPhaseIIIが開始となりました。Heptares社からは予想よりも早く成果が出始め、大手製薬メーカーには次々と基盤技術・パイプラインの有用性を認めていただき、総額20億円を超える契約一時金を受領することができました。

 既存のパートナーとは累計で総額最大4-5000億円のマイルストーンが入る契約であり、将来的にはロイヤリティが加わってまいりますので、2015年のビジネスモデルの転換は当社の成長を大きく牽引する結果となりました。

 疾病との関連があると示唆されている約400個のGPCRの内、製品化された医薬品のあるタ-ゲットは100個弱あります。しかし、選択性など改良の余地があるものが相当数あると言われています。又、疾病との関連が分かっていてもそのタ-ゲットに対する医薬品が未だ商品化されていないGPCRが100個余り存在し、さらに、疾病との関連が示唆されていても関連が不明確なGPCRも約200個存在します。従って、新規ターゲットには事欠かず、持続的な成長が期待できます。

 Pfizer型の複数GPCRをターゲットとした基盤技術提携を今後とも進めて行く一方で、付加価値を高めるために新たな開発候補品を追加して、より一層パイプラインの充実を図ります。さらに当社が大きく飛躍するためには当社のビジネスを良く理解してくださる株主を増やすことが肝要で、2016年は海外機関投資家向けのIRに力を入れていれてまいります。