リポート

カナダのオンタリオ州の再生医療

州都トロント発の再生医療実用化に注力、iPS由来心筋細胞導出に成功した例も
(2017.04.10 00:32)1pt
2017年04月10日号
高橋厚妃

 2016年12月、カナダのオンタリオ州で再生医療を手掛ける関係者にとって、大きな一歩となる出来事があった。ドイツBayer社と米国のベンチャーキャピタルが出資して、オンタリオ州の州都であるトロントの研究者が開発したiPS細胞由来心筋細胞のシーズを基に、カナダBlueRock Therapeutics社を新規に設立。同社は、設立と同時に初めての資金調達を行い、2億2500万米ドル(約250億円)という超多額の調達に成功したのだ。日本でバイオベンチャーが上場前に調達できる資金はせいぜい数十億円であることを考えると、破格の額だ。「今後4、5年間の研究開発資金のメドが立った」と、カナダUniversity Health Networkの主任研究員で、BlueRock社の中心メンバーであるMichael A. Laflamme氏は話す。

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