特集

腸内細菌と癌治療

腸内細菌を制御し免疫反応を調節、便移植と薬剤併用で効果拡大狙う
(2018.10.08 00:32)1pt
2018年10月08日号
高橋厚妃

 2018年1月、欧米の3つの研究グループによる、抗PD1抗体の感受性の高い患者と低い患者の間で、腸内細菌叢に大きな違いが見られるとするそれぞれの論文がScience誌に掲載された。免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint Inhibitor:ICI)の感受性が高い患者の糞便を無菌マウスに移植したところ、マウスでの腫瘍増殖が抑えられた。逆に、ICIへの感受性が低い患者の糞便を移植したマウスに、同定された菌を投与したところ、T細胞が腫瘍組織に集積する様子が見られたことなどが報告された。

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